やさしさ

18歳ごろから今までは素直なことがいちばんだと思っていて、素直に行動していた。

愛想笑いも微妙な距離感の人との中身のない雑談もしないように心がけていた。やりたいことはやるようにしたし、目を合わせたくない人とは目を合わせず。好きな人には「好き」と伝えるようにしていた。

嘘をつかないことはとても楽だったし、善人になった気分だった。でもほんとは嘘をつかないことよりも他人を傷付けないことの方が大事なのではと思えてきた。自分が誰かに影響を与えること、感情のトリガーになり得ることが最近ようやく実感できてきた。(小さい頃は分かっていたけど15、16歳ごろから分からなくなっていた)だから最近は煽ての類の嘘をつけるようになってきた。それで嬉しそうな顔をされると私も嬉しくなる。

「他人本位の価値ってなんかダセー」と思っていたけど、人生ってマジで他人で出来てることに気づいた。

我思う故に我あり♪って言うけどそれはただの存在の根拠で、私の中身は確実に他人によって作られた何かで埋め尽くされている。好き嫌いも劣等感も自己愛も、起源は全部他人だったそういえば。


なんか分かんなくなてきた。ねる